「がむしゃらに働くことが正義」と考えている人からは怒られるかもしれませんが、
ぶっちゃけ仕事は楽な方が良いです。
自分の胸に手を当てて考えてみてください。
しんどい思いをするより「楽な仕事」の方が魅力的でしょう?
「楽」であることと「やりがいがある」ことは共存できるからです。
実は「がむしゃらに働くことが正義」と考えていたのは過去の自分です。
その昔「血を吐くまで働けー」と僕に言ってた大好きなクライアントがいた。
少しして、働きすぎてた僕は朝の6時まで企画書を作っていて、血を吐いた。
すると大好きなクライアントに
「血を吐くまで働く奴がいるか!バカヤロー」と怒られた。悪いことしたなと思った
みんな、働きすぎには注意^ ^
やばくないですか、、よく死なずに済んだなと思います。
血なんて吐いたらだめですよ笑
当時、広告代理店で働いてましたが、それはもう激務でした。夜中の12時を回ることなんて普通だったし、最悪なことに毎日のようにクライアントと飲みがあったので、ほとほと疲れ果てていました。
今思えばよく耐えたなと思います。
仕事も激務、飲みも激務でいいことなしです。
血を吐いた時だって、夜通し働いて朝方の6時でしたし。
職種によって目的が違う
私は社会人になってから、広告業界でずっと仕事をしてきました。
今は事業会社(メーカー)ですが、マーケティング担当なので広い意味で広告業界と言えます。
私の職歴
広告制作会社(営業会社)
↓
広告代理店(営業会社)
↓
メーカー(事業会社=BtoC)
営業会社
広告制作会社や広告代理店はBtoBなので大きくは「営業会社」になります。
目的はクライアントからの仕事を受注することになります。
企業からお金を得るということですね。
メーカー(事業会社)
メーカーは広く一般の人々(カスタマー)に商品を売っていくので「事業会社」となります。
目的は商品を作り広く一般の人々に商品を売り利益を上げること。
多数の人々(市場)からお金を得るということですね
この目的の違いから、両者は似て非なるものになります。
簡単に言うと「何を見て仕事をするか」という違いです。
営業会社にとっての顧客は企業となるため、対象の企業の詳しく言えば担当者と向き合うことになります。
メーカーにとっての顧客は一般の人々(ターゲット)となるため、向き合う対象は市場ということになります。
向き合う対象が人である営業会社は人に合わせての仕事をすることにならざるを得ずどうしても振り回されることになります。
担当によっては毎日飲みに繰り出すことになるかもしれません。。
一方メーカーは市場を相手に仕事をするので振り回されることはありません。
これだけでもかなり楽だと言えるのではないでしょうか。
もちろん細かく言えばメーカーにも営業部があるので、営業部であれば営業会社と似ています。
このようにメーカーは相手に振り回されないので時間の管理がしやすいです。
商流の一番上が事業会社(メーカー)である
メーカーは商流上一番上になるので営業会社から“ちやほや”されることになります笑
クライアントですね。
クライアントと向き合って仕事をした経験とクライアントになった私から言わせてもらうと
“クライアントの方が断然、楽”です。
雲泥の差、天と地の差です。
服装一つにしても営業会社はクライアントの元に営業をしにいくのでスーツを着ていましたが事業会社は私服でOKな会社が多いです。
もちろん職種によると思うんですけれど、まあ気楽なもんです笑
営業会社はブラック企業の確率が高い
クライアントに無茶を言われるが多い営業会社は、構造的にブラックです。
よくあるパターンですが、金曜日の夕方にクライアントから電話がかかってきて、
「ちょっとこの仕事お願いします。じゃあ月曜日の午前中に資料を送ってね」
なんてさらっと言われたりします。
本当ブチギレそうになります笑
いわゆる“業者扱い”をされるんです。業者は人権がないと思っているクライアントも多いので自分が休んでいる土日に働かせようとしてきます。
そんなことが日常茶飯事だから、自分の時間もなかなか取れないし計画を立てて旅行にいくのも難しかったりします。
なにせゴールデンウィーク前に仕事の依頼が来たらゴールデンウィークは潰れますからね・・・
これはかなり辛かったですね。
自分が納得すれば諦めることができる
これはあまり褒められたことではないけれど、「本質」だと思うので書きますね。
市場が相手ということは
「誰にも怒られない」
ということになります。
もちろんヘマをしたり自分の仕事のクオリティーが低ければ上司に怒られますが、普通にやっていれば誰にも怒られることはありません。
かなりイージーモードです。
私は長く広告代理店にいたため、この考えは転職した時にとてもびっくりしたのを覚えています。
広告代理店にとってクライアントへの納品が絶対条件なので、途中で仕事をあきらめることなんてありえません。
でもメーカーは自分が納得さえすればあきらめることができます。
良い意味でとらえるならば、自分の仕事の範囲は自分で決めることができる。ということです。
だって、やらないことで市場に怒られることはないですから。
※市場(お客さん)にやると言ったことはやらないと怒られますよ笑
メーカーは楽だけど「やりがい」は大きい
これは私が素直に感じたことです。
まず事業会社は対象が市場なだけにスケールが大きい傾向です。
私が広告代理店で働いていた時は1件の売り上げ規模は大きくても5億程度でした。
これが事業会社だと商品の売り上げは何10億、何100億となるため、おのずとスケールが大きいくなります。
スケールが大きいので、自分が行った仕事の良し悪しが明確にわかります。怖い反面やりがいは大きいです。
また、組織として動きますので会社の一体感は感じることができます。
まとめ
営業会社とメーカーの違いを比較して見ましたがどうだったでしょうか。
多種多様な会社があるので一概には言えませんが大きな傾向としては間違っていないと思います。
少なくとも私の経験や周りの話を聞く限りではそのとおりです。
営業が好きだという人ももちろん世の中には多くいますし、営業スキルを身に付けることは大きな武器にもなります。
ですので営業会社を否定しているわけではありませんが、どっちが楽かと言われるとメーカーの方だと思います。
正直、自分の娘にはメーカーに就職することを勧めます。
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