アドラー心理学を題材にしたベストセラー『嫌われる勇気』を読んで5年経ちました。
今更ながらアドラー心理学についてブログを書きたくなったのは、あらためて考えるとこの本が私に与えた影響が本当に大きかったからです。
35歳にして自分の心の持ちようを変えることができたのは本当に嬉しくて、何より気持ちが楽になりました。何が変わったかと言うと他人の目を気にしなくなりました。
全く気にならなくなったという訳ではなく、ほど良い感じで気にならなくなりました。
今までであれば他人の目を気にするがあまり、行動する基準の大半が「他人」があったのですが、今はそこまで気になりません。
さらに仕事での評価も上がりました。上がった理由としては、まず軽く見られなくなりましたね。
皮肉なもので人の目を気にしてばかりいた時に比べて、他人の目を気にしなくなった今の方が他人からの評価が上がるのです。
アドラー心理学を学んでからの心の変化

『嫌われる勇気』を読んだときはあまりの衝撃で徹夜して本を読んだのを覚えています。
今までの自分の考え方では全くたどり着かなかった思考が書かれていました。
これまでの人間関係の考え方を覆すほどの衝撃でした。
読むまでは、他人のためなら自分や、極論家族を犠牲にしてでも他者との人間関係を優先してきました。
文章にして書くとかっこいい言葉になっていますが、実は相手のことを考えていると思いきや、相手にどのように思われているかばっかり気にしていることに気づいたのです。
「怒っていないかな、もしかして違う意味にとったんじゃないだろうか、嫌われたらどうしよう。」
こんな考えで頭がいっぱいになり夜も心配になって眠れなかったりしていました。
嫌な言葉ですが、これって「八方美人」ですよね。
だけど『嫌われる勇気』を読み終えて5年経つ今では、
「嫌われた時はその時だし自分に嘘ついてまで無理する必要はない。そもそも全員が自分のことを好きになるなんてありえない。」と思えるようになりました。
要するに「自分の人生を生きる」という価値観を持てるようになりました。
また最近はまっているマインドフルネスと非常に似ている部分があって、これはまとめないと!と思ってどうしてもブログを書きたくなりました。
マインドフルネスとの類似点

アドラー心理学の考えの一つに
「自分の人生は過去も未来もない。今ここにいる自分が全てを作っていく。」という考え方があります。
この考えはマインドフルネスと一緒です。
マインドフルネスとは
「過去の失敗や、未来の不安ではなく今この瞬間に集中している心のあり方」のこと。雑念を持っていない状態です。今だけに集中できているので雑念が無い、結果的にストレスがなく、自分の力を発揮できる状態になります。
今に集中することができるようになります。
過去や未来に囚われてしまっていませんか?
確かにその気持は理解できます。でも過去に引きづられて今を見失っては良い未来を作れませんよね。良い未来を作っているのは今の積み重ねなので、今を生きるのが一番なのです。
多分、この考えって当たり前なので、みなさん理解されていると思うんです。だけど、ずっと心に引っかかって、引きずってしまうものですよね。
自分もそうでした。
だけど、アドラー心理学とマインドフルネスを自分のモノにすると、気持ちの整理をつけることができるんようになります。これってすごく楽なんです。
- 人間関係に心をすり減らしている人
- 過去に起こった出来事をいつも頭によぎって考えすぎる人
- 未来が不安でイマイチ一歩前に進めることができない人
ひとつでも当てはまる人はアドラー心理学とマインドフルネスを自分のものにしてみてください。
自分の人生の今を生きることができるので本当にオススメです。
順番でいうと、アドラー心理学を頭で理解したうえで、マインドフルネスで実感するのが良いです。
アドラー心理学を学ぶには
やっぱり『嫌われる勇気』が分かりやすくてオススメです。ベストセラーになる理由がわかります。青年と心理学者との会話形式になっていて物語を読み進めていけます。内容はしっかりしているのにサクッと読めてしまうので、読書が苦手な方でも途中で諦めることなく読むことができます。
マインドフルネスを体験するには
マインドフルネスは「瞑想」による体験が一番有名ですが、正直なところ初心者に瞑想はハードルが高いです。雑念を取り払うのですが、正直結構難しく私は苦手です。
オススメな方法は「歩行瞑想」と「サウナによる強制マインドフルネス」です。
歩行瞑想もマインドフルネス+脳機能の活性化ができるので非常に効果的ですが、気楽にマインドフルネスを味わいたいという方にはサウナが一番おすすめです。
●歩行瞑想についてはこちら
瞑想がうまくできない人は歩行瞑想がオススメ
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サウナで強制的にマインドフルネス瞑想
まとめ
私は35歳にして自分の考えを変えることができました。自分が変われたのは本当に変わりたかったし、変わるために行動をしました。
今になって思うと、悩んでいた時間は本当にもったいないので、皆さんには大事な時間を悩みで潰さないようにしてほしいと思っています。
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