マウンティングする人っていますよね。マウンティングしてしまう心理ってどうなっているかを紐解いていきたいと思います。
職場の同僚・上司、またママさんの集まりでも、学校でも様々なところでマウンティングは繰り広げられています。
マウンティングされて困っているという人もいますが、実際にあなたはマウンティングしていないと言い切れますか?
実際に「マウンティングをやめたい」と思っている人も多いです。
過去の僕は少なからずマウンティングしてしまっていました。この記事を読んで少しでも自分に当てはまるのであれば治しましょう。プラスなんてひとつもありません。
マウンティングする人の心理とは

マウンティングする人とは、ちょくちょく自慢話を挟んでくる人や、本当かどうか怪しい「実績」を自慢気に話をしてくる人です。
俺はお前よりすごいんだぜオーラをビシビシと出してくる人です。
初めはへーそうなんだすごいねで対処しますがこれが四六時中だと辟易してきます。というか一言で言うとそういう人と一緒にいるのは楽しくないし百害あって一利なしです。
結論を言いますね、マウンティングする人は心の弱い人です。
でもね気持ちは分かるんですよ。胸に手を当てて自分はマウンティングしていなかったかなと心に聞いてみたところ
僕も昔はマウンティングしていました。
ではなぜマウンティングするのだろうというところを紐解いていきたいと思います。是非皆さんもチェックして下さい
- とにかく自分に自信がない
- 人に認められたい
- 自分はすごいと思って欲しい
この辺りがわけだと思います。
では一つ一つ紐解いていきますね。
とにかく自信がない
上昇志向が強い人がこの傾向にあります。特に若い頃は周りにすごい人がたくさんいて、自分はそれほど仕事ができない。でもなりたい自分があって、そのギャップを理解している状態です。
社会人経験を積んでいくと「競争は自分との戦いであって他人と戦ってもした仕方がない」ということがわかりますが、若い頃なんてそんなことわかりません。
身近な周りと比べて、自分の優位性を出したがります。
特に新社会はよーいドンでスタートしますよね。周りのあいつは先輩に認められている、「そんな奴より俺はすごいんだぜ」的なことを自分で言っちゃうんですよね。
遠回しに自分の方が凄いと言っているつもりが聞いている人からすると 自慢話に聞こえてしまうものです。
はっきり言います。周りに自慢話しているのバレていますよ。
そんな人(過去の自分)にはこの言葉を贈りましょう!
「…あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」

マンガ「BLEACH」の登場の「藍染惣右介」のこの名言です。
まぁ、「弱い犬ほどよく吠える」をかっこよく言っただけですが笑
人に認められたい
自己肯定感が無いマウントマンは、人からの評価を第一に気にします。他人の評価が気になって気になって仕方がない。そんな状況です。
そのマウントマンは他人の気持ちや感情をコントロールしようとするのです。でもコレって意味のない行動なんです。
マウントを取ってすごいと思われても、その人の絶対的なすごさは変わりませんよね。むしろマウントすることで弱さを露呈してしまいます。
例えばこんな口癖の人は気をつけてください
「あの人知ってるんだけど」
実績のある人と実は自分は知り合いなんだ。ということをアピールすることで評価をあげようとしているのですが、聞いている人は内バカにしています。
「へーすごいね、で、あなたと何の関係があるの?」
その実績のある人はすごいかもしれないけれど、知り合いというだけでその人自身がすごい人とはなりませんよね。こんな当たり前のことだけどマウントの最前線ではよく使われる言葉です。

これも昔は言ってしまっていたなと反省。
どうですか?あなたも「人に認められたい」と思っていませんか?
結構しんどいんですよね、周りのことばっかり考えて行動しているので自分に一貫性がないんです。嫌われたくないばっかりに人によって態度や言動を変えるので神経がすり減ってしまいます。
何が良くないかと言うと人の評価ばかり気にしている人は自分がないんです。

正直僕も昔はそうだったな・・・
すごい人だと思って欲しい
出来ることなら、少しでも「すごいこの人!」と思って欲しいものだと思います。この気持ちはすごく分かります。
人間誰しも、見栄を張ってしまうことはあります。
なぜなら、それは動物としての「本能」でもあるからです。孔雀は羽を広げて自分を大きく美しさを強調しますよね。
いわゆる「見栄を張る」ということですが良い効果としては「適度な緊張感」や「適度な自分へのプレッシャー」による仕事へのがんばりなどがあります。だけど、程度を超えた見栄は「嘘の自分」に繋がります。

なんで嘘までつく必要があるの?って思っちゃいますよね。
では、なぜこのようなことになるか紐解いていきますね。
本当の実力よりも自分の評価が大きく膨れ上がっている状態なんです。「本当の実力」と「自分が考えている実力」が、大きくかけ離れているので、その「ギャップ」を埋めようと度の超えた自分を演出する「嘘の自分」を演じる必要があるんです。
これは、自分を成長させるために「見栄を張って自分を鼓舞する」という前向きなものではなく、ただの過大評価したいがための「嘘の自分」に執着しているんです。
心の奥底にあるのは「弱さ」「おそれ」というものです。
そんなやつは最低だ!と思いましたか?僕は思います。だけど気持ちは分かるし、過去の自分は多かれ少なかれ嘘の自分を作っていたこともありました。
そう、誰もがこの状況に陥る可能性は高いと思っています。
マウンティングを治す方法

上記で解説してきましたが、マウンティングする人の心理は「見栄の行き過ぎによる嘘の自分を作る」ということです。要するに自分に自身が無いんです。他人から良く思われたいのです。
そんな僕が「人に認められたい」という気持ちが一気になくなったんです。それは名著の『嫌われる勇気』を読んだからです。
この本は本当に名著です。あの堀江貴文さんも絶賛しています。間違いなく僕の人生を変えた一冊です。

『嫌われる勇気』はアドラー心理学を極限まで分かりやすくした本です。
その『嫌われる勇気』を読んで学んだことの一つに「課題の分離」という考えがあります。課題の分離とは「自分の課題と他者の課題を切り分けて考える」というものです。
どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きするのです。そして他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。これは具体的で、なおかつ対人関係の悩みを一変させる可能性を秘めた、アドラー心理学ならではの画期的な視点になります。
嫌われる勇気より
要するに、他者が下す自分の評価は他社の課題であるから、いくら考えても悩んでも自分にはどうすることもできない領域である。ということです。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
これと同じです。馬を水辺に連れて行くことは自分の課題です。だけど、どこから実際に水を飲むかどうかは馬の問題であって、自分には影響が及ばない事柄なんです。
ですので、他人の評価ばかり気にして苦しんでいる人は、その苦しみから今すぐ開放してあげるべきです。
そうすることでマウンティングする必要も無くなるでしょう。
関連記事もご覧ください。
アドラー心理学とマインドフルネスの共通点
気になる方はぜひ『嫌われる勇気』読んでみてください。
マウンティングせずに他人の評価を上げるには?
実は一つあるんです。このテクニックは有効なのでぜひ使ってください。他社からの評価を上げるためには「人から伝え聞く」のが一番です。
マウンティングとは全く逆ですよね。

自分から言ったら台無しなんだよね。
自分の評価をいかによく伝えるには、他人から聞く情報なんです。
「◯◯さんはすごいよね」
この考えは「課題の分離」の実践でもあります。他人の評価に注力するのではなくて、自分ができる自分の実力を上げて人からすごいと思ってもらうのですから。
テクニックとしては伝わりやすいようにするため、あなた自身が人格者であるべきなんです。ある意味テクニックではないですよね本質です。
まとめ
マウンティングについて解説してきました。
あなたにもマウンティング気質があったのかもしれません。僕は過去は結構なマウンティング気質だったと反省しています。
だけど今はマウンティングは絶対にしません。なぜならばマウンティングすることによって自分の評価を下げてしまうからです。
それって本末転倒ですよね。マウンティングしないように気をつけましょう!
コメント
こんばんは。ちょうど旬なテーマでした。まさに近くに。。。苦笑
「マウンティングする人は心の弱い人」なるほど!虚勢を張ってるように思えますね。
僕も気をつけないとですね。。
本当そうです。
僕も、たまに心が弱くなってしまうとマウンティングしたくなる気持ちになるんですが、まだまだ修行が足りませんね笑
周りからみると弱さがバレバレですからね。。