みなさんこんにちは社楽(@syarakusya)です。今回は、アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーの名言を紹介します。
アドラーを一言で表現すると自己責任です。厳しい言葉だけど人生が楽になる言葉です。
アドラーはフロイトやユングと並んで現代の心理学を確立した1人です。日本ではあまり有名ではありませんでしたが、一冊の名著から有名になりましたよね。

僕はこの一冊で人生が変わったと言っても過言ではないぐらい影響を受けました。
今まで人のことばかり気にしていた自分の性格が本当に馬鹿らしくなりましたからね。アドラー心理学がいかに大事かについては別の記事で詳しく書いていますので併せてお読みください。
アドラーの考え方
アドラー心理学の簡単な紹介だけしておきますね。
「目的論」
日本で有名なのは原因論です。わかりやすい例が「トラウマ」です。たとえば昔に男性にひどいことをされて男性不信になってしまい、誰も好きになれない女性がいたとしましょう。
原因論では、トラウマという原因があるからこそ好きになれないという結果におちいっていると考えます。

日本ではこのように考えますよね。普通の考えです
だけど、アドラーはこれを否定します。好きになれないのはトラウマのせいではなくて、実は「傷つきたくない」という目的があるからこそ好きにならない。という考えです。
「課題の分離」
この考えがアドラー心理学のメインと考えて良いでしょう。
勉強をしない子どもとその親を例にしてみると。
「勉強しない」ことで授業内容がわからなくなり、希望の学校に入れない事は「子ども」自身の問題(課題)です。勉強するかどうかは「子どもの課題」であり、他人である親は介入してはいけません。あくまで親は必要なときには支援できるようにして見守ることが大事です。
これを対人関係全般についてまとめると下記の通り
自分の人生をどう生きるかは「自分の課題」です。それを他人がどう評価するかは「他者の課題」である。
※自分が悩んでも他人の考え自体を変えることはできない。
だから承認欲求を捨てて自分の課題に集中することで人は自由になれる。
日本人に多いのでは?
日本では他人の噂話ばかりしていませんか? 外国に行くと自分のことしか考えてないですよね。ときに自分勝手に映るかもしれませんが、自分の人生は自分でしか責任が持てないのです。他人の責任にしても自分の人生は好転しないのです。

好きな考えだけにちょっと熱くなってしまいました笑
では、そろそろアドラーの名言を紹介していきましょう!
アドラー「嫌われる勇気」 名言その1
扱いにくい相手とうまく付き合うには
相手が何とか自分を優秀に見せようとして
躍起になっていることを念頭に置くこと。
その観点から相手と付き合ってみなさい。
優秀に見せようとしているのは承認欲求が高く「課題の分離」が出来ていない人ですね。
変にプライドが高く、ミスがあっても誰かの責任にして自分は逃げる。そんな人なんですが、僕のオススメは全力で逃げる!です。
併せて読みたい
マウンティングする心理/やめたい人も必読
アドラー「嫌われる勇気」 名言その2
他人をおとしいれるような人と関わってもいいことありません。
時間の無駄です。
他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。
自分は世の中に貢献している
という自己満足で十分である。
先ほど紹介した「課題の分離」ですね。
他者に好かれるかどうかは自分がどれだけ頑張っても、最終的に決めるのは他者です。これは課題は他者にあるのであって、あなたがいくら考えても何も変わらない。
であるならば、あなたは考えなくて良い。ということです。そんなことよりも、自分が頑張ることで変えれるものは何かを見極めて、注力するべきですよね。
アドラー「嫌われる勇気」 名言その3
問題の原因など
どうでもいい。
大切なのは解決策と
これからどうしたいかだ。
原因論の否定ですね、目的論を端的にあらわしています。目的に向かってどうしたいか、どうするか。常に今を生きるアドラーらしい言葉です。
アドラー「嫌われる勇気」 名言その4
子供にとっては
家族が世界のすべてなのだ。
親に愛されなければ
死ぬしかない。
だから子供たちは
全力で親に愛されようとする。
そのときとった命がけの戦略が
そのまま性格形成につながっていく。
「親に愛されることが生きるため=自分のため」であるなら自分の課題のための行動なので「課題の分離」の考え的には問題ありません。
でも、それがじょじょに承認欲求につながるのではないでしょうか。
あくまで人生は自分のためであると「課題の分離」を子供に教えることはすごく重要だと感じました。
アドラー「嫌われる勇気」 名言その5
行動するたびに
叱られ、褒められて
育った人間は
叱られるか
褒められるかしないと
行動しなくなる。
「よくできたね」
と褒める必要はない。
ただ「ありがとう」と
感謝を伝えるだけでいい。
感謝される喜びを知れば
自ら進んで周囲に
貢献しようとする人間になる。
アドラーの考えでは人間に縦の序列はありません。「よくできたね」と褒める対象は自分よりも下に見ている証拠です。ヘタするとマウンティングすることにもなるので気をつけたいですね。
これも子供の教育にとても大切と感じました。
アドラー「嫌われる勇気」 名言その6
判断に迷ったら
より多くの人間に
貢献できる方を選べばいい。
自分よりも仲間たち
仲間たちよりも社会全体。
この判断基準で
大きく間違うことは
まずないだろう。
これはシンプルだけど深いですよね。
他人が自分の行動を後押ししてくれるには大義名分が必要です。他人に貢献するという大義名分があることは賛同を得ることができ、結果的に成功する確率があがるでしょう。
まとめ
承認欲求を完全に否定したアドラーの言葉でした。
アドラーによると「人間の悩みは対人関係が全て」とのこと。確かに世界に誰もいなくなって、自分1人になったと想像したら・・・確かに悩みなんて100%消えてますね。
アドラーの考えは他者依存ではなく自己責任の考えなのである意味厳しい言葉ですが、人間関係に悩んでいる人はアドラー心理学を勉強することを強くオススメします。
本当に心が楽になりますよ。
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