みなさんこんにちは社楽(@syarakusya)です。
今回は、プロ将棋の7大タイトルの全てに「永世」称号を持ち、名実ともにトップ棋士である羽生善治さんの名言を紹介します。
羽生さんは将棋だけではなく、AI(人工知能)にも造詣が深く、AIの将来について意見を求められるほど博学ですよね。
1つの分野で偉大な成果を残している方の思考や考え方は普遍性があり、僕たちの日常やビジネスでも通ずるものが多いです。
世間では「天才」と認識される羽生さんですが、とにかくシンプルな思考です。何事も突き詰めるとシンプルになるのだと実感しました。
時代とともに色褪せるような話ではなく必見です。ポイントは「決断力」「直感」「継続が才能」ですね。

負けられない勝負のときに役立つ思考法を学べます。
では、早速紹介していきましょう。
名言 羽生善治(プロ棋士)その1
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
天才である羽生さんが言うからこそ、継続の大切さが理解できますよね。何事もすぐに結果がでるものではありません。
そんな状況下で情熱、気力、モチベーションを保つ秘訣は「なぜがんばるのか」を突き詰める必要があると考えます。
それが自分のためではなく、家族や子供など「大切な人」のためであれば、よりがんばれますよね。

僕は「奥さん」「子供」でモチベーションをあげてきました!
名言 羽生善治(プロ棋士)その2
「自分の得意な形に逃げない」ということを心がけている。
人間は現状維持が大好きらしいです。心理学では「現状維持の法則」「現状維持バイアス」と呼ばれます。

「現状維持の法則」はプリンストン大学で提唱されたものです。
選択肢が多いと脳が疲れて同じ選択を選んでしまう傾向があるようです。
※僕もよくやってしまいます。。
だけど、自分では現状維持と思っていても実は後退しているのです。世の中は常に進化していてるので自分は現状維持でも世の中から取り残されることになります。
名言 羽生善治(プロ棋士)その3
追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍があるのだ。
追い詰められている状況というのは道が無い状況です。でもよく考えてください。道はどこかにあるんです。実際に自分が未熟であるから道が見えていない状況といえます。そんな状況で「逃げる」を選択するとそこで成長はありません。なにくそと頑張ることで道を作ることができます。
逆に考えると「もうやばい!」って思っているときは「もうすぐレベルアップするぞ俺!」って思えば乗り越えれますよね。
名言 羽生善治(プロ棋士)その4
勝負に一番影響するのは「怒」の感情だ。
スポーツでもビジネスでも本番の魔力は恐ろしいもので、いつもの力を出すことは難しいです。スピーチがわかりやすいですが「あれだけ頑張ったのに前に立つと頭が真っ白になってしまった」なんて話はよく聞きますよね。
どれだけ「平常心」で本番に望めるかが勝負になってきます。
そのような中「怒」の感情は心を強く揺さぶってしまい「平常心」なんて持てなくなってしまいます。そうなると敗北・失敗したも同然です。

アンガーコントロールの重要さがわかりますね。
名言 羽生善治(プロ棋士)その5
毎回石橋を叩いていたら 勢いも流れも絶対つかめない。
リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋は残すことはできない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。
「積極的にリスクを取ることで未来のリスクを最小限にする」

これむちゃくちゃ名言ですね!!
誰しも失敗しない人はいない、だから致命的にならない失敗を積み重ねて大きく失敗しないようにするのは人生の戦略として重要だと感じました。
名言 羽生善治(プロ棋士)その6
「いかに戦うか」は大局観にかかわるが、その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。事前にしっかり準備して万全の態勢で、対局に臨んでくる人は強い。
本番であたふたするのは2流の証拠です。準備が全てとはよく言われるものですが、これは徹底していきたいですね。
名言 羽生善治(プロ棋士)その7
何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。
この言葉はスティーブジョブスも同じことを言っていますよね。
「なにをしないのかを決めるのは、なにをするのかを決めるのと同じくらい大事だ。」
普遍性のある名言です。
名言 羽生善治(プロ棋士)その8
決まり切った局面で長考して時間を使って疲れるより、勝負どころの場面で、深い集中力を発揮できることが大切。
もはや戦略論ですね「どこで戦うか、どこで戦わないか」が重要です。人間のリソース、特に脳のリソースは思っているよりも限られています。全てに全力投球するのではなく取捨選択していきましょう。
名言 羽生善治(プロ棋士)その9
長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない。
直感には邪念の入りようがない。長く考えると言うのは道に迷っている状態なんですね。「勝ちたい」とか余計な思考も入ってくる。だから、いくら考えても答えに迷う時は、最初に戻って直感にゆだねることがよくあります。
直感(第六感)って実は奥が深いものなんです。それは、知識と経験と様々な要素を総合した判断だからです。特に『仕事における直感(第六感)=経験によるリスク回避能力の直感』といえるでしょう。

実は言語化できなかったひらめきなどの集大成です
別の記事で詳しく書いていますので併せて読んでみてください!
仕事における第六感の鍛え方(notスピリチュアル)
名言 羽生善治(プロ棋士)その10
「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。
先行者メリットを受けることができるかどうかの分かれ道です。

ビットコイン、、初期に買っておけばよかった笑
名言 羽生善治(プロ棋士)その11
一番いいと思えるものを簡単に、単純に考えることができれば、逆境からの突破口を見出せる。
僕はマーケターなのですが、すごく納得感がありました。
マ全ての基礎となるマーケティング戦略で優秀な戦略はシンプルです。逆に言うとシンプルでないと良い戦略とは言えません。

単純に考えれない人というのは頭の中の整理がついていない状態なんですね。
羽生善治/書籍紹介
名人の名著を紹介しますね。興味をもった方はぜひ本も読んでみてください。すごく読みやすくて面白いです。
『決断力』
勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開する。
『大局観 自分と闘って負けない心』
すべては決断から始まる。勝敗を左右する判断。直感と経験はどちらが正しいか。現役最強の著者が勝負の哲学を徹底公開する決定版。大ベストセラー続編
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